Summer Solstice 2007(夏至の頃に)
2007/06/24 コメントを残す
先週末は京都方面に行き,BOOさんと久しぶりに会って,楽しい一時を過ごすことができました。いつもながら,数々の心遣いに感謝です。夕方,一緒にホタルを見に行ったのですが,琵琶湖の南側,瀬田のあたりの夕日が美しく,光のシンフォニーが聴こえてくるようでした。琵琶湖の湖面のみならず,田植えしたばかりの水田は,まるで鏡のようです。瞼に焼きついた夕陽の残像が尾を引きながらフェイドアウトし,陽の光が消え入る頃,ホタルの光が夕闇に浮かびました。素敵な時間を本当にありがとう!
そして,映画。ブログには書きそびれ続けていますが,もちろん観ています。BOOさんと,「プレステージ」観てきました。クリストファー・ノーラン監督というので,もちろん注目していましたし,イリュージョン(マジック)という題材に,堅実な配役と,大いに楽しめました。BOOさんと映画の後でいろいろ話せたのがよかったです。やはり,映画は誰かと一緒に観るのが楽しいですね。この映画,「メメント」や「フォロウィング」で見せた天才的閃きと脚本の構成力,健在です。
1 「種も仕掛けもありません」(確認,pledge)
2 「えっ???」「何?」「うっそ~」「まさか?」「ホント?」(展開,turn)
3 「すっごぉ~い!!!」「Wow!」(偉業,prestige)
という,プレッジ,ターン,プレステージというマジックの流れに沿って話が展開します。つまり,クエスチョンマーク(?)でどんどん展開して,エクスクラメーションマーク(!)で完結するという構成とスタイル。「タネを明かさないで」という,監督のメッセージが冒頭に出ていたので,詳細は書きませんが,是非とも誰かと一緒に行って,映画の後の会話を楽しんでくださいね。
マイケル・ケイン,ヒュー・ジャックマン,スカーレット・ヨハンソン,デヴィッド・ボウイと,豪華な俳優陣の競演する中,「バットマンビギンズ」に引き続き,クリスチャン・ベイルが,よい味を出していました。イリュージョンの華やかさと現実の厳しさが交差する中,『アブダカダブラ』の重さが一層響きます。また,デヴィッド・ボウイがニコラ・テスラというだけでも,面白そうだったのですが,いつかテスラを題材にした映画も観てみたいです。
今週末は,ハマさんが帰省していたので,同級生が集まりました。実家のレストランを貸しきり状態にしていただき,ハワイアンのゆったりとした音楽が流れる中,テーブルを囲んで,会話を大いに楽しみました。「かもめ食堂」のような感じで,和やかに会話が弾み,暫く会っていないのが不思議なくらい。必ず出る恥ずかしい昔話に大笑いしたり,あっという間に時間が過ぎました。ハマさん,貴重なお時間ありがとうね。
夏至の頃に,こうやって,旧交を温めることが出来たのは,幸せなことだと思います。