私の映画100選プラス(2007年版)
2007/09/29 6件のコメント
以前,好きな映画100本を,約1か月半かけて選んでみた。期限付き(平成18年1月15日まで)にして,納得がいこうがいきまいが,とりあえず選ぶことにした。もちろん,納得のいくリストが理想であったが,そうは簡単にいかなかった。
それまでの自分の映画鑑賞史でもあるわけだし,まだ観ていない映画の中に評判の高いものもある。どれだけ1か月半の間に確かめることができるのか? 無謀かつ楽しく苦しい自分探しの旅になった。しかも,一番の問題は私の記憶だ。結構いい加減なものだと気付く。
長い間観ていない映画を,もう一度観て確かめるのか? それとも記憶の記憶(どれ位インパクトがあったか)に頼るのか? 再度観てみると,印象が変わった作品も多い。もう卒業したものもあった。以前気付かなかったのに,味わいや深みが増した作品もある。私が変わったからに違いない。
この体験を通して,自分の観た映画でさえ,全て同じラインに並べて比べることは,ほとんど不可能であるということがわかった。記憶力の限界だ。面白そうな新しい映画がどんどん公開されるのも気になる。限られた時間に一体何ができる?
とりあえず,時空の1点で選ぶしかない。過去全般を網羅できなければ,未来でもない。ただ,現在進行形ということなら,選べるだろう。
以前も書いたが,このチャレンジは,お勧め映画でなければ,コンセンサス(誰からも認められる映画)のリスト作りでもない。自分にとって意味のあった映画を洗い出す作業だ。つまり,自己探求的な試みであり,個人的な区切りでもある。
もちろん,私の好きな映画を好きな人と出会えるのは嬉しいし,私の知らない世界(映画)を教えてくれるのは,本当にありがたい。つまり,ここから生まれる新たなる会話や発見が,一番の収穫といえる。
そこで,もう一度無謀なことをすることにした。以前,もし好きな映画100本を,再び選ぶことがあれば,好きな監督(もしくは脚本家)という括りで選んでみてはどうか考えた。つまり,私にとって,映画で最も注目する切り口だ。無謀かもしれんが,実行あるのみ。やってみることにした。
まずは,今,最も好きな監督さん6人。
1 クシシュトフ・キエシロフスキー監督
(1) 「デカローグ」(1988年)
(2) 「偶然」(1982年)
(3) 「アマチュア」(1979年)
2 クリストファー・ノーラン監督
(4) 「メメント」(2000年)
3 デレク・ジャーマン監督
(5) 「カラヴァッジオ」(1986年)
4 アン・リー監督(※後ほど,他のカテゴリにも登場)
(6) 「グリーン・デスティニー」(2000年)
5 テレンス・マリック監督
(7) 「天国の日々」(1978年)
6 アンソニー・ミンゲラ監督
(8) 「イングリッシュ・ペイシェント」(1996年)
そして,頭の中を覗いてみたい監督さんと脚本家7人。
7 スティーヴン・ソダーバーグ監督・脚本
(9) 「セックスと嘘とビデオテープ」(1989年)
8 コーエン兄弟
(10) 「バーバー」(2001年)
9 チャーリー・カウフマン(脚本)
(11) 「アダプテーション」(2002年)
10 ブライアン・シンガー監督
(12) 「ユージュアル・サスペクツ 」(1995年)
11 アレハンドロ・アメナーバル監督
(13) 「オープン・ユア・アイズ」(1997年)
12 ダーレン・アロノフスキー監督
(14) 「π」(1997年)
ここ数年注目している監督さんと脚本家で6人。
13 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督&ギジェルモ・アリアガ脚本
(15) 「バベル」(2006年)
14 スティーヴン・ダルドリー監督
(16) 「めぐりあう時間たち」(2002年)
(17) 「リトル・ダンサー」(2000年)
15 スティーヴン・ギャガン
(18) 「シリアナ」(2006年)監督・脚本
(19) 「トラフィック」(2000年)脚本
16 ウェス・アンダーソン監督・脚本
(20) 「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」(2001年)
17 リチャード・ケリー監督・脚本
(21) 「ドニー・ダーコ」(2002年)
次に,現役の監督さんで,私の中で既に不動のクラシック(古典)となりつつある作品群と,敬愛する監督さん15人。(もちろん,この他にも沢山いるのですが,とりあえず。)
18 スティーヴン・スピルバーグ監督(※後ほど,他のカテゴリにも登場)
(22) 「JAWS ジョーズ」(1975年)
(23) 「レイダース 失われた聖櫃(アーク)」(1981年)
(24) 「カラーパープル」(1985年)
19 フランシス・フォード・コッポラ監督
(25) 「ゴッドファーザー」(1972年,PART II 1974年)
20 ロン・ハワード監督(※後ほど,他のカテゴリにも登場)
(26) 「ビューティフル・マインド」(2001年)
21 ロバート・ゼメキス監督(※後ほど,他のカテゴリにも登場)
(27) 「フォレスト・ガンプ/一期一会」
22 リドリー・スコット監督(※後ほど,他のカテゴリにも登場)
(28) 「グラディエーター」(2000年)
23 フィリップ・カウフマン監督
(29) 「存在の耐えられない軽さ」(1988年)
24 ラッセ・ハルストレム監督
(30) 「ショコラ」(2000年)
25 クリント・イーストウッド
(31) 「許されざる者」(1992年)
(32) 「ミスティック・リバー」(2003年)
(33) 「ミリオン・ダラー・ベイビー」(2004年)
26 マーティン・スコセッシ監督(※後ほど,他のカテゴリにも登場)
(34) 「タクシードライバー」(1976年)
(35) 「レイジング・ブル」(1980年)
27 ピーター・ウィアー監督
(36) 「いまを生きる」(1989年)
28 ガス・ヴァン・サント監督
(37) 「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」(1997年,脚本ベン・アフレック&マット・デイモン)
29 ペドロ・アルモドバル監督・脚本
(38) 「オール・アバウト・マイ・マザー」(1998年)
30 ジェームズ・キャメロン監督・脚本(※後ほど,他のカテゴリにも登場)
(39) 「タイタニック」(1997年)
31 サム・ライミ監督
(40) 「スパイダーマン」(2002年,2004年)
32 ジョナサン・デミ監督
(41) 「羊たちの沈黙」(1991年)
ロード・ムービー7本。
33 アルフォンソ・キュアロン監督
(42) 「天国の口,終わりの楽園」(2001年)
34 ヴァルテル・サレス監督
(43) 「セントラル・ステーション」(1998年)
35 キャメロン・クロウ監督・脚本
(44) 「あの頃ペニー・レインと」(2000年)
36 マーティン・スコセッシ監督(※前出)
(45) 「アリスの恋」(1974年)
37 バリー・レヴィンソン監督
(46) 「レインマン」(1988年)
38 ジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス監督
(47) 「リトル・ミス・サンシャイン」(2006年)
独自の世界を持つユニークな監督6人。
39 クエンティン・タランティーノ監督・脚本
(48) 「キル・ビル」(2003年,2004年)
40 リュック・ベッソン監督・脚本
(49) 「ニキータ」(1990年)
41 ロバート・ロドリゲス監督・脚本
(50) 「シン・シティ」(2005年)
42 ティム・バートン監督
(51) 「シザーハンズ」(1990年)
43 トム・ティクヴァ監督(※後ほど,他のカテゴリにも登場)
(52) 「ラン・ローラ・ラン」(1998年)
44 ジム・ジャームッシュ監督・脚本
(53) 「コーヒー&シガレッツ」(2003年)
ミュージカル9本!
45 ロブ・マーシャル監督
(54) 「シカゴ」(2002年)
46 バズ・ラーマン監督・脚本
(55)「ムーラン・ルージュ」(2001年)
47 カルロス・サウラ監督・脚本
(56) 「カルメン」(1983年)
48 ジム・シャーマン監督・リチャード・オブライエン原作
(57) 「ロッキー・ホラー・ショー」(1975年)
49 キャロル・リード監督
(58) 「オリバー!」(1968年)
50 ジョージ・キューカー監督
(59) 「マイ・フェア・レディ」(1964年)
51 ロバート・ワイズ監督
(60) 「サウンド・オブ・ミュージック」(1964年)
(61) 「ウエスト・サイド物語」(1961年)
52 ジーン・ケリー監督・主演
(62) 「雨に唄えば」(1952年)
映画化された舞台作品から2本。
53 ハワード・デイヴィース監督・脚本
(63) 「コペンハーゲン」(2002年)
54 ヘクトール・バベンコ監督
(64) 「蜘蛛女のキス」(1985年)
原作も映画もよかった7本!
55 ピーター・ジャクソン監督,J.R.R. トールキン原作
(65) 「ロード・オブ・ザ・リング」三部作(2001年,2002年,2003年)
56 スティーヴン・キング原作,フランク・ダラボン監督
(66) 「ショーシャンクの空に」(1994年)
4 アン・リー監督(※前出),アニー・プルー原作,ラリー・マクマートリー脚本
(67) 「ブロークバック・マウンテン」(2005年)
57 デヴィッド・グターソン原作,スコット・ヒックス監督
(68) 「ヒマラヤ杉に降る雪」(1999年)
58 ジェームズ・アイヴォリー監督,カズオ・イシグロ原作
(69) 「日の名残り」(1993年)
59 ガブリエル・アクセル監督,アイザック・ディネーセン(カレン・ブリクセン)原作
(70) 「バベットの晩餐会」(1987年)
43 トム・ティクヴァ監督(※前出)
(71) 「パフューム ある人殺しの物語」(2006年)
60 エイミ・タン原作,ウェイン・ワン監督
(72) 「ジョイ・ラック・クラブ」(1993年)
61 ハーパー・リー原作,ロバート・マリガン監督
(73) 「アラバマ物語」(1962年)
宇宙・(近)未来・パラレルワールド・SF系から12本。
20 ロン・ハワード監督(※前出)
(74) 「アポロ13」(1995年)
21 ロバート・ゼメキス監督(※前出)
(75) 「コンタクト」(1997年)
22 リドリー・スコット監督(※前出)
(76) 「ブレードランナー」(1982年,フィリップ K. ディック原作)
62 アンドリュー・ニコル監督・脚本
(77) 「ガタカ」(1997年)
63 フランクリン J. シャフナー監督
(78) 「猿の惑星」(1968年)
64 ポール・ヴァーホーヴェン監督
(79) 「トータル・リコール」(1990年,フィリップ K. ディック原作)
30 ジェームズ・キャメロン監督・脚本(※前出)
(80) 「ターミネーター2」(1991年)
65 ウォシャウスキー兄弟
(81) 「マトリックス」(1999年)
66 アレックス・プロヤス監督・脚本
(82) 「ダークシティ」(1998年)
67 スタンリー・キューブリック監督
(83) 「2001年宇宙の旅」(1968年)
68 アンドレイ・タルコフスキー監督
(84) 「惑星ソラリス」(1972年)
69 ダニー・ボイル監督
(85) 「サンシャイン2057」(2007年)
戦争・コンフリクト・社会の不条理10本。
70 ロベルト・ベニーニ監督・脚本・主演
(86) 「ライフ・イズ・ビューティフル」(1998年)
18 スティーヴン・スピルバーグ監督(※前出)
(87) 「シンドラーのリスト」(1993年)
(88) 「プライベート・ライアン」(1998年)
(89) 「太陽の帝国」 (1987,J.G. バラード原作)
71 ダニス・タノヴィッチ監督
(90) 「ノー・マンズ・ランド」(2001年)
72 テリー・ジョージ監督・脚本
(91) 「ホテル・ルワンダ」(2004年)
22 リドリー・スコット監督(※前出)
(92) 「ブラックホーク・ダウン」(2001年)
73 フェルナンド・メイレレス監督
(93) 「シティ・オブ・ゴッド」(2002年)
74 トニー・ケイ監督・撮影
(94) 「アメリカン・ヒストリーX」(1998年)
75 ジョン・シングルトン監督・脚本
(95) 「ボーイズ‘ン・ザ・フッド」(1991年)
コメディ4本。
76 ジョン・パトリック・シャンレー監督
(96) 「ジョー,満月の島へ行く」(1990年)
77 ハル・アシュビー監督
(97) 「チャンス」(1979年)
78 メル・ブルックス監督・脚本
(98) 「ヤング・フランケンシュタイン」(1974年)
79 ビリー・ワイルダー監督・脚本
(99) 「お熱いのがお好き」(1959年)
ケヴィン・コスナー主演作品から3本。
80 ケヴィン・コスナー監督
(100) 「ダンス・ウィズ・ウルブズ」(1990年)
81 ロン・シェルトン監督・脚本
(101) 「さよならゲーム」(1988年)
82 ケヴィン・レイノルズ監督・脚本
(102) 「ファンダンゴ」(1985年)
不思議な男女の縁10本。
83 チェン・カイコー監督
(103) 「さらば,わが愛 覇王別姫」(1993年)
84 ウォン・カーウァイ監督
(104) 「花様年華」(2000年)
85 ウォーレン・ベイティ監督・脚本・主演
(105) 「天国から来たチャンピオン」(1978年)
86 ジョン・マッデン監督
(106) 「恋におちたシェイクスピア」(1998年)
87 デヴィッド・クローネンバーグ監督
(107) 「デッドゾーン」(1983年,スティーヴン・キング原作)
88 ブルーノ・ニュイッテン監督・脚本
(108) 「カミーユ・クローデル」(1988年)
89 ケヴィン・スミス監督・脚本
(109) 「チェイシング・エイミー」(1997年)
90 ローレンス・カスダン監督・脚本
(110) 「偶然の旅行者」(1988年)
91 ロブ・ライナー監督
(111) 「プリンセス・ブライド・ストーリー」(1987年)
92 マイク・ニコルズ監督(※後ほど,他のカテゴリにも登場)
(112) 「クローサー」(2004年)
アニメから3本。
93 ディズニー
(113) 「ダンボ」(1941年)
94 宮崎駿監督・原作
(114) 「もののけ姫」(1997年)
95 レイモンド・ブリッグス原作・ハワード・ブレイク音楽
(115) 「スノーマン」(1982年)
今,最も注目している新進気鋭の監督さん3人。
96 ベネット・ミラー監督
(116) 「カポーティ」(2005年)
97 フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督
(117) 「善き人のためのソナタ」(2006年)
98 ダンカン・タッカー監督・脚本
(118) 「トランスアメリカ」(2005年)
そろそろ100人を超えるが,クラシック名作が,かなり抜けている。最近,観ていないため忘れたか,記憶が定かでないか,まだ観ていないか。悪しからず。
99 アルフレッド・ヒッチコック監督
(119) 「裏窓」(1954年)
100 デヴィッド・リーン監督
(120) 「アラビアのロレンス」(1962年)
(121) 「ドクトル・ジバゴ」(1965年)
101 黒澤明監督
(122) 「羅生門」(1950年)
(123) 「デルス・ウザーラ」(1975年)
102 ウィリアム・ワイラー監督
(124) 「ベン・ハー」(1959年)
103 ジョン・フォード監督
(125) 「怒りの葡萄」(1939年)
104 ヴィットリオ・デ・シーカ監督
(126) 「自転車泥棒」(1949年)
105 フランク・キャプラ監督
(127) 「素晴らしき哉,人生!」(1946年)
106 ルネ・クレマン監督
(128) 「太陽がいっぱい」(1960年)
(129) 「禁じられた遊び」(1952年)
107 ジャン=リュック・ゴダール監督
(130) 「気狂いピエロ」(1965年)
93 マイク・ニコルズ監督(※前出)
(131) 「卒業」(1967年)
108 ジョン・シュレシンジャー監督
(132) 「真夜中のカーボーイ」(1969年)
109 デニス・ホッパー監督・脚本・主演
(133) 「イージー・ライダー」(1969年)
110 ミロス・フォアマン監督
(134) 「カッコーの巣の上で」(1975年)
以上,平成19年9月29日現在。110人(プラス),134本分の映画です!!!
まりさん、こんばんは。お久しぶりです。
私は1990年以降の作品をほとんど観ていません。先日のケトルさんの映画100選も見ましたが、やはり同じことが言えます。したがって、知らない映画の本数はかなり数に上ります。私の好みが反映されているのは、まりさんの選んだ100選プラスの方です。「アラバマ物語」「ドクトル・ジバゴ」「サウンド・オブ・ミュージック」「ベン・ハー」「禁じられた遊び」「卒業」等を網羅してくれた点、イーストウッド監督を3点も入れてくれた点によります。リストを見ているだけでたいへん刺激的でした。
先週末、北海道大雪山が紅葉し始めたニュースが流れました。当地もだいぶ涼しくなりましたが、まだ上着を羽織るほどではありません。
では、また。
まりさん、こんばんわ!
>全て同じラインに並べて比べることは,ほとんど不可能であるということがわかった。
同感です!!!100本選ぶということは、思った以上に難しい作業でした。
新たに追加された134本の映画、まりさんの監督(脚本)からのチョイスはさすがです!
AFIヒーローNo1のアティカスが入っていますね!
『善き人のためのソナタ』『「リトル・ミス・サンシャイン』などは、私も次回のためにリストアップしておきたい映画ですし、
『ノーマンズ・ランド』もブログ記事にしたように、たまたまテレビで再観したときは以前とだいぶ異なる印象を受けました。
それらに加えて、『クローサー』も入ってる!!!(なんだか嬉しい・笑)
実はこれ、私もだいぶ最後のほうまで悩んだ作品のひとつです。んー、なんとも気になる(後を引くような)一作です・・。
まりさんの新134本を、ケトルのブログで紹介させていただいても良いですか?
ボードレリアンさん,コメントありがとうございます。もちろん,全ての映画を観ることは不可能ですし,面白そうな新しい映画が次々とリリースされる中,名作と呼ばれる過去の作品も観ておきたいし。もちろん自分の好きな映画を観ることが第一なんだと思いますが,口コミが大いに参考になるということを発見して以来,もしかしたら私の情報も役に立つかもしれないとブログに書いています。パーソナルな体験であると同時に,体験を一緒に分かち合う人がいると楽しいですね。今のところ,新しい映画にチェックを入れるのが楽しみなのですが,古い映画だって,私にとって新しければOK。また,以前観た時は,何とも思わなかった作品を,再度観てみると,素晴らしかったものもあります。これは,昔の自分と今の自分との接点のようなもので,いつもながら面白い体験です。ところで,「アラバマ物語」を書いたハーパー・リーが駆け出しの頃,トルーマン・カポーティーの取材(「冷血」)の助手をしたとや,子どもの頃近所に住んでいた幼なじみだったがよくわかる昨年度日本公開の映画「カポーティー」はお勧めです。「卒業」のマイク・ニコルズ監督は今も健在で,男女の不思議な関係を描いた2004年の映画「クローサー」や,TV映画「エンジェルス・イン・アメリカ」等,興味深い作品を監督しているのは嬉しい限りです。
ケトルさん,もちろんOKです。いつもありがとうね。(リストが長くてごめんなさい。)ところで,遂にall time favoriteを選ぶのは無理と達観。リストを作る意義は,その時の自分の記録と考えるようになりました。それはそれで,意義があるかと。リストを作った直後から,いつもながら「あれもこれも」です。もし今作り直すとすれば,既にリストから脱落したものもあれば,新しく加えたいものもあります。つまり,しょっちゅうリストを作る必要はありませんが,1年か2年に一度のペースで記録しておくと,面白いかと思います。タイムカプセルのような感じかな。これからも,ケトルさんと映画の情報・意見交換できるのを楽しみにしていあます!!!よろしくお願いいたします。
まりさん、こんばんは。
丁寧なコメント、ありがとうございます。
「アラバマ物語」を書いたハーパー・リーが子供の頃近所に住んでいた幼なじみだった、という話は、実は昨晩ジョージ・プリンプトンの「トルーマン・カポーティ」を読んでいた時に出てきました。What a coincidence! アラバマの町から有名な作家が二人も出たなんて驚くべきことだ、看板を出そう、なんて話が載っています。この本に収載されたカポーティの顔写真は若い頃のは良いのですが、歳をとるにつれだんだんカメレオンのようになっていく。それはともかく、まりさんお勧めの映画「カポーティはぜひ見ることにします。マイク・ニコルズ監督の情報、ありがとうございます。「クローサー」をさがしてみます。
さすがはボードレリアンさんですね。George Plimptonの本Truman Capoteが原作となった映画Infamousも昨年公開されているのですが,なぜだか日本は劇場未公開ですし,日本版DVDもリリースされていません。早く観たいです!!!映画「カポーティ」の方は,Gerald Clarkeの本が原作ですが,『冷血』の取材と執筆がバックボーンになっています。ついでに,この事件を映画化した1967年の「冷血」も大いに参考になります。
それから,何といいますしょうか,これらの映画や本から,Breakfast at Tiffany\’sでさえ,カポーティの分身なのだと感じました。例えば,Holly Golightlyがパーティーガールで,生活感がなくて,大人になりきれなくて,いつも人に囲まれているけれど淋しくて,つかみどころがないようなところ…。もちろん,Hollyは彼のクリエイションです。そして,洗練された都会的なHollyが,実は田舎者だったとか,insecureだとか,心を開かないとか,かなり自分自身のアイデンティティに迫るものがあるような気がしました。ボードレリアンさんはどのように感じられましたでしょうか。よろしければ,お聞かせくださいね。